コラム-ソファ

Vol.040 ソファの張り替えにかかる費用とは

張り替える？買い替える？

古くなったソファを新しく買い替えるべきか、貼り替えるべきか、迷っている人も多いのではないでしょうか。
低価格のソファであれば新しいものに買い替える際に迷うことはありませんが、気に入っているソファや高額なソファは簡単に手放したくないものです。
そのような場合は、張り替えを検討してみてください。
しかし、張り替えにかかる費用が高額な場合には、新しいソファに買い替えるのも一つの方法です。
ソファの張り替えにかかる費用は、素材や傷み具合によって異なります。
一般的には、3万円から20万前後かかるとされています。
高額だと感じるか、安いと感じるかは人それぞれですが、張り替えにかかる費用の内訳について知った上で、買い替えるか張り替えるかを決めてみてはいかがでしょうか。

張り替えが高額である理由

張り替えの費用に幅はありますが、ソファの張り替えが高額になる理由は、手間がかかるからです。
日本製品は、メーカーに型紙があるため、持ち込むと張り替えすることができます。
しかし、現存していないメーカーや海外製品は型紙がないため、張り替える際は最初から型紙を作らなければならないため、手間がかかるのです。
さらに、皮や布のソファはカバーを釘や鋲で全体を本体に留めているため、全てを剥がさなければなりません。
張り替え作業は全て手で行っている場合は、生地が破れないように慎重に作業を行います。
日数がかかる作業であるため、人件費もかかってしまうでしょう。
そして、新しい生地や材料、自宅から工場までの往復送料も必要です。
これは、型紙がある場合も同じ手順で作業されていくため、最低限かかってしまう費用だと考えておかなければなりません。
このように、張り替えは簡単にできる作業ではないため、高額な費用をかけてまでも張り替える必要がないと感じるのであれば、買い替えた方がお得です。

寿命がきている場合は買い換えよう

中には、張り替えだけでは修復できない状態のソファもあります。
外見だけ見ると、生地が破れているだけに思えるものも、木枠が折れたり、中に入っているウレタンが使えないほど劣化していたり、ベルトが切れているなどといったことも少なくありません。
この場合は、張り替え費用に追加料金が発生します。
一生使い続けていたいソファであれば、目には見えない部分までしっかりと修復した方が良いでしょう。
しかし、ソファにも寿命があるため張り替えをしながら続けていても、いずれ寿命がきます。
寿命がきているソファは、無理に使い続けるのではなく新しくお気に入りのソファを探してみてはいかがでしょうか。
高級なソファであれば低価格のソファよりも寿命が長いため、ソファ選びの際は耐朽性にもこだわることをおすすめします。